
【絶望】42歳、妻子持ち。クリプトで1800万を掴み、半年で全てを失った男の末路。
「これで、2人目の養育費も、自分たちの老後も、なんとかなるかもしれない」
半年前、スマホの画面に表示された「¥18,000,000」という数字を見つめながら、私は夜勤明け、朝の車の中で静かに拳を握っていた。
42歳、中堅サラリーマン。毎月の給料は上がらないのに、容赦なく増え続ける税金と物価。どれだけ汗水垂らして働いても、家族の未来にはモヤがかかったままだった。そんな閉塞感を打破したくて、私は全財産を10年間「クリプト(仮想通貨)」に突っ込んだ。
結果は狂喜乱舞の大勝利。一時は微かな、しかし確かな未来の光が見えたはずだった。
ーーだが、神様はどこまで残酷なのだろうか。
わずか半年後。市場の急変、そして己の慢心。すべてが裏目に出た。画面の数字が文字通り「ゼロ」に向かって溶けていくのを、ただただ血の気の引く思いで見つめることしかできなかった。
文字通り、頭が真っ白になって気絶した。
冷静になって真っ先に目に飛び込んできたのは、無邪気に寝息を立てる子どもたちの姿と、疲れ果てて眠る妻の横顔だった。
胸を締め付けるような罪悪感と猛烈な怒りが込み上げてくる。
自分が愚かだったのは百も承知だ。投資は自己責任、それも分かっている。
しかし、改めてこの国の現状を見渡してみてほしい。
真面目に働いても報われず、少しでも未来を良くしようとリスクを取った人間には、一瞬の容赦もなく全てを剥ぎ取る。
給料袋を搾り取るだけ搾り取り、国民が困窮しても自己責任の一言で切り捨てる、夢も希望もない冷徹な社会。
1800万の幻影は消えた。手元に残ったのは、冷え切った現実と、重すぎる現実だけ。
私は今日からまた、この絶望の国で、死んだ魚のような目をしてどこに向かい、何を目標とすれば良いのか分からない。
ただ一つわかる事は、雨風を凌ぎ、腹満たし、息をするのにも『金』が必要だと言う事。

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