
高市総理の「日本のガソリン価格は欧米より安い」という発言。これには二重の「まやかし」があります。一つは所得格差の無視、そしてもう一つは「国民が支払っている膨大な補助金」という隠れたコストの無視です。
6兆円超の血税がガソリンに消えている
政府はこれまでに、燃料油価格激変緩和対策として累計6兆円を超える予算を投じてきました。
この「6兆円」という数字を考えてみてください。
• 消費税1%分に相当する規模
• 大学無償化や少子化対策を抜本的に進められたはずの金額
• 防衛増税など議論する必要すらなくなるほどの巨費
これらはすべて、我々国民が汗水垂らして納めた税金です。税金を使って無理やり下げた価格を見て「海外より安いから文句を言うな」というのは、自分の財布から他人の財布に金を移して「安く買った」と言い張るようなものです。
歪んだ構造と放置される本質
欧米諸国は、所得が高いからこそ高いエネルギー価格を許容できる構造があります。対して日本は、賃金が上がらない中で、貴重な税金を石油元売りに流し込んで延命しているだけ。
本来すべきは、ガソリン税にガソリン税をかける「二重課税(タックス・オン・タックス)」の解消や、トリガー条項の凍結解除といった、構造的な減税ではありませんか?
国民の税金をガソリン価格の「数字合わせ」に使いながら、それを実績のように語る。この深刻な「庶民感覚の欠如」に、私たちは明確にNOを突きつけるべきです。


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