2025年9月23日、ドナルド・トランプ大統領が国連総会で行った演説が世界中の注目を集めました。
演説の中でトランプ氏は、国連が「西側諸国とその国境に対する攻撃を資金援助している」と強く非難し、移民政策や国連の存在意義に切り込みました。さらに、ウクライナ戦争の停戦、中東の混乱、中国の脅威など、現代の国際問題に対してアメリカが再び強いリーダーシップを発揮することを約束しました。
<以下翻訳本文>
ありがとうございます。本当にありがとうございます。
それから、私はテレプロンプターなしでこれをやっても構いません。なぜなら、テレプロンプターが動いていないからです。ですが、皆さんとここにいられることをとても嬉しく思います。そして今、私は心から話をしています。操作を担当している人は今、とても大変な立場でしょうね。
ファーストレディ、ここに来てくれてありがとう。ファーストレディに感謝します。国連事務総長、各国代表、世界のリーダーたちに感謝します。
私がこの講堂で最後に演説したのは6年前のことです。当時、世界は繁栄と平和に包まれていました。しかしその後、戦争が平和を打ち破りました。穏やかな時代は終わり、我々はこの時代の大きな危機の中にいます。
私は7つの「終わることのない戦争」を終わらせました。これは前例のない業績です。アメリカのどの大統領も、他のどの国も、そんなことは達成していません。残念ながら国連は、これらの問題に取り組む助けをするどころか、何もしていませんでした。
国連は西側諸国とその国境に対する攻撃を資金提供しています。2024年、国連は3億7,200万ドルを予算計上し、アメリカに向かう移民のための現金支援を行ったと報告されています。その数、62万4,000人。考えてみてください。国連がアメリカに不法入国してくる人々に資金を与え、それを私たちが排除しなければならなくなる。信じられないことです。
国連は侵略を止めるべきであって、侵略を生み出すべきではありません。開かれた国境という失敗した実験を終わらせなければならない。皆さんの国々は破壊されつつあります。もうこれ以上は続けられません。私はこうした問題を扱うのが得意です。ですが、皆さんの国は地獄に向かっているのです。
国連はアメリカやヨーロッパの国境を破壊するために資金を使っています。これは、皆さんが納めた税金を使っているのです。アメリカ国民の汗と努力で稼いだお金が、不法移民のために流れていっている。これは裏切りです。
私が大統領に復帰してから、このような茶番はすべて止めさせました。アメリカの国境は再び閉ざされ、我々は国民を守ることを最優先にしています。
私たちは国連に対して明確に伝えます。もし国連が不法移民やアメリカに対する攻撃に資金を出し続けるなら、アメリカは一切の拠出金を停止します。私たちは自分たちの国を守るために必要なことをやります。
国連は“世界政府”ではありません。国連は国家を管理する権利を持っていません。国連は自分たちを法律の上に置くことはできない。国連の職員は選挙で選ばれていませんし、国民から委任されたわけでもないのです。
世界の未来は、国民国家の手に委ねられています。アメリカはアメリカ人のために存在し、日本は日本人のために、フランスはフランス人のために存在します。国連はそれを尊重すべきです。
国連は、その本来の使命を忘れています。設立当初の国連は、主権国家の平和と安全を守るために存在していました。しかしいまや国連は、国家を弱体化させ、国境を消し去り、グローバリストの野望を推し進める道具となっています。
私たちは、国連が無駄にしている莫大な資金の流れを止めなければなりません。その資金は人々を守るために使うべきです。侵略を助長するために使うのではありません。
私はアメリカの国民に約束しました。二度とアメリカの主権を国際官僚機構に奪わせはしない、と。アメリカ国民は自分の未来を自分で決める権利を持っています。そして各国民も同じです。
国連は今、改革されなければなりません。もし国連が改革に失敗するなら、その存在意義は完全に失われるでしょう。国連は未来を選ぶのです。各国を尊重するのか、それとも国民国家を破壊し続けるのか。
世界は今、数多くの危機に直面しています。
ロシアとウクライナの戦争は、もはや2年以上も続いています。多くの命が失われ、破壊が広がっています。この戦争は早急に終わらせなければなりません。私は誰よりも早く停戦を実現できるでしょう。なぜなら私は、プーチンともゼレンスキーとも話ができるからです。そして彼らは、私の言葉を信頼しているからです。
中東では、イランが混乱と暴力を広げています。イランはテロを支援し、イスラエルを脅かし、地域全体を不安定にしている。私が大統領であったとき、イランは抑え込まれていました。イラン経済は崩壊寸前で、テロ活動を行う余裕などなかった。しかしいま、再び危険が戻ってきているのです。
中国についても同様です。中国は経済的な不公正を続け、知的財産を盗み、軍事的な脅威を拡大させています。私が大統領であったとき、中国はアメリカを決して軽視しませんでした。なぜなら、私が関税と交渉の両方で強硬に対応したからです。もし私が大統領でなければ、中国は今ごろ台湾を支配していたかもしれません。
国連は、こうした現実の脅威に取り組むべきです。しかし実際には、国連は何をしていますか？ 彼らは不法移民を助け、国境を壊し、自由を守る国々を弱体化させています。これでは、国連が存在する意味がありません。
アメリカは、再び世界のリーダーとして立ち上がります。
しかしそれは、グローバル主義のためではなく、アメリカ国民と全ての主権国家のためです。私たちは国連に指図されるために存在しているのではありません。私たちは、自由を守り、平和を実現し、国民のために働くために存在しています。
同盟国に対しても、私ははっきりと伝えます。アメリカは責任を果たしますが、他国も自らの責任を果たさなければなりません。NATO加盟国は、防衛費を払わなければならない。アメリカが永遠にすべてを負担することはありません。
私は大統領として、力による平和（Peace through Strength）を信じています。強さがあれば、戦争は起きません。弱さは戦争を呼び込みます。世界は、弱いアメリカではなく、強いアメリカを必要としているのです。
私たちの未来は、主権を持つ国家の協力にかかっています。それぞれの国が自国を強くし、国境を守り、国民を大切にするときにこそ、世界に真の安定と繁栄が訪れるのです。
「私たちはいま、歴史の転換点に立っています。
国連は、自らを改革し、主権国家を尊重し、国境を守る力となるのか。それとも、無責任な官僚機構のまま崩壊へと向かうのか。
アメリカは、もはや不公平な制度を支えません。私たちは国民のために行動し、未来の世代のために戦います。国連が正しい道を選ぶなら、アメリカは共に協力する用意があります。しかし、もし国連が国民国家を弱体化させ続けるなら、私たちはその道から離れるだけです。
人類の未来は、自由な国民と強い国家の手にあります。アメリカはその先頭に立ち、世界に平和と繁栄をもたらすでしょう。
私はアメリカ国民を代表し、そして世界の人々にこう約束します。
アメリカは再び強くなり、再び偉大になります。そして一度なった偉大さを、決して手放しません。」
（拍手）
リーダーとはこうあるべきだと思います。
我々も素養のある人間を見極めて選挙で国会に送っていきましょう！
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