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日経平均が過去最高の4万4千円台でも、なぜ私たちの生活は潤わないのか?
2025年、日経平均株価がついに史上最高の4万4千円台に到達しました。
しかし街の声を聞けば「給料は増えていない」「物価ばかり上がる」「株高の恩恵なんてない」といった実感のなさが広がっています。
では、なぜ株価の過去最高更新=国民生活の豊かさにつながらないのでしょうか?
1. 株高の主役は海外投資家
今回の株高をけん引しているのは、外国人投資家による日本株への買いです。
円安や米国株との相対的な割安感から、日本株が投資対象として選ばれているため、日本国内の景気実感や給与水準とは直結しにくいのです。
2. 大企業と庶民の格差
株価が上がることで大きな恩恵を受けるのは、輸出企業や大企業株を保有している投資家層です。
一方、給与所得で生活する多くの人にとっては、株価上昇が直接「給料アップ」につながるわけではありません。
3. 物価上昇と実質賃金の低迷
円安の影響で輸入コストが上がり、食料品やエネルギー価格が高騰。
名目上は賃金が上がっても、実質賃金は下がり続けているため、生活のゆとりが感じられないのが現実です。
4. 投資をしていない人には波及効果がない
日本では依然として株式投資をしていない人が多数派です。
株価が4万円を超えても、その恩恵を享受できるのは投資している一部の層に限られます。
まとめ
日経平均が4万4千円台という数字は確かに歴史的な快挙ですが、
その果実は国民全体に平等に行き渡っているわけではありません。
「株価は景気の鏡」ではあるけれど、「生活の実感」までは映し出してくれない――これが今の日本の現実です。
海外投資家と巨大資本で作ってる相場であり。
庶民の生活には直結しない。
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